人生悲喜こもごも

演劇、哲学、うつ、人間関係など、日々感じたり考えたことを書きます。

昨夜は30年ぶりに幼馴染と会ってきました。

昨夜は、小学校中学校が一緒だった幼馴染と3人で会ってきました。

 

いまは便利なものでfacebookで、昔の疎遠になってしまった幼友達ともつながることができて、こういった再開の機会にも恵まれるのですね。

 

二人とも不動産業界に身をおいていて、今では、個人事務所を立ち上げて、経営者として立派にやられています。

 

小学校のころ、スポーツ万能でわんぱくだったA君は、いまでは、ひょうひょうとした感じで人当たりのいいひとになっていて、適度に謙遜で、とにかく明るかった。

 

同じくサッカーが得意で、しかし球技系男子としては、当時性格は温厚で誰とでも仲がよかったB君は、高校卒業後から不動産業界という厳しい世界を渡り歩いて生き抜いてきた叩き上げで、昔に比べると全体的にちょっときつくなったような印象がありましたが、どっしりとした存在感を醸し出していました。

 

どちらも不動産営業の仕事をバックボーンにしているので、不動産の話、特に営業について熱く語っておりました。二人ともほんとにその業界にしっかり根を据えて生きているのだなあと、立派だなあと感慨ひとしおでした。

 

大人の男として、生活をかけて仕事に打ち込んで生きてきた「すごみ」というのが彼らにはそなわっていたのです。

 

ぼくはというと、彼らが20代30代と一番社会にもまれて、実力をつけていた時期に、20代は、ほとんどうつで療養生活、30代ではなんとか社会にでて働くこともできていた時期もありましたが、常に契約社員とか派遣社員の立場だから、仕事の期間がおわると待機になるのです。もちろんその間は無給です。

 

技術職でプログラマーをやっていたのですが、その内、技術者余りの時代がやってきて、仕事に入れない時期も続いて、30代の10年間で実労働期間は6年間くらいで、あとの4年間は、ぷらぷらしていたというのが本当のところです。結局システムの世界からも身を引くことになり、なにかひとつの業務で特化して一人前になったものがあるかというと、残念ながらありません。

 

いまのぼくは何をとってもはんぱで、それが収入にもつなげられていない理由なのかなと思います。一方で幼馴染たちはぼくが寝ている間(^^;)に、いかに一人前になっていったかをまざまざと見させられた感じでした。

 

しかしそれでも小中9年間を過ごした幼馴染は、ぼくにも好意的に接してくれて、それがありがたかったです。集合場所で待っているときは、結構緊張したのですよ。

しかしぼく自身の話は、やっぱりあんまできなかったんですね。

 

中学3年の時、ひどいいじめを受けておかしくなっちゃったことも、20代からうつ病になってほとんど寝ていたことも、いまだに通院していることも、久しぶりにあったついでに軽く話すのにはちょっと難しかった。またいまぼくが皿洗いのバイトでもしようかと思っていることも(いや実行に移すかどうかわかんないけど)なんとなく、言う感じじゃなかったなあ。きちんと話せば理解してくれるとおもうけど、話すんなら3人でというよりも一対一の時かなあとかおもいました。

 

2軒の飲食店を回り、結局、散会は午前零時ちょっと手前。大して遅い時間でもないけど、結婚してから、こんなに遅くなったのは、はじめて位かな。何せ嫁には、午後11時には寝なさいと言われているので。

 

とりとめのない話になってしまいましたが、久しぶりの幼馴染の再開といういことで記事にしてみました。